奇跡のコーチ。
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平日はテレビを見る余裕がほぼないので、
週末にいくつか録りためていたものを見ます。
今日はNHKでゴールデンウィークに放送していた『奇跡のコーチ』を見ました。
日本フットサル代表監督のミゲル・ロドリゲスさんが、
ある小学生サッカークラブで1週間コーチをすると、
どんな変化が子どもたちに起こるのか……?
コーチングという言葉ですが、
もともとコーチというのはスポーツの世界からビジネスに発展しました。
コーチングという言葉は知らなくても、
プロ選手には必ずコーチがいるというのは、
認知されていることだと思います。
近年だとテニスの錦織選手のコーチ、マイケル・チャンなど、
注目されてますよね。
彼の活躍とコーチには深い関わりがあることも、
よく知られていることではないでしょうか。
それくらい、必須なのがコーチ。
そして責任重大なのもコーチ。
この『奇跡のレッスン』は、ミゲルコーチの掌握術(と言ってしまっていいのかわからないけど)が見事でした。
私の尊敬するNLPトレーナーに言われて強く残っているのは『他者との距離が自分との距離』という言葉です。
逆もしかり。
ミゲルコーチは、自分のことを信じることができる人。
だからこそ、子どもたちのことも、全幅の信頼で信じる。
時には自分が子どもに自信を注ぐ。
もしも自分のことを自分が信じられなかったとしても、
自分が信じる誰かが、自分のことを信じてくれているとき、ものすごい力になるんです。
とにかく子どもに考えさせる。
2秒先を読むことを徹底させる。
チャレンジして決断することを後押しする。
たった1週間の話です。
なのにみるみる子どもたちが変わっていくのが、
行動や表情に現れていました。
なんだか感動してしまって、涙が出ました。
私は大人たちがするべきことは子どもが夢を見られる環境を作ることだと思っています。
そして子ども時代に、ほんとに信じられる大人に、
たった一人でも出会えたら、その子の人生は変わるんじゃないかなぁって思っているんです。
私自身が、自分の夢をわずかにでも握りしめていられたから、今生きていると思うから。
で、改めて、もし仕事環境の中で、上司が適切に部下をリードできたなら、
世界は変わっていくだろうなぁってすごく思います。
しかし残念ながら、仕事ができる人が、
マネジメント力に優れているわけではなく、
それはやはり学んで実践しないことには身につかないスキルなのかなと。
私の10年ほどの社会人経験の中では、仕事ができることと、
コーチングできることは、まるで別の能力だなと思うからですねぇ。
ちょうど、ずーっと積ん読になっていたこれがあったので、読んでみました。
- 作者: マーシャルゴールドスミス,マークライター,Marshall Goldsmith,Mark Reiter,斎藤聖美
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2007/10/01
- メディア: 単行本
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この中には何かをする、よりもやめることの大切さが説かれた悪癖20が紹介されています。
そもそも『勝ちたい』と思いすぎるあまり、出てしまう行動の数々。
私の中にも当然あります。
自分を優位に立たせたい気持ちとか。
だけど、それはなぜなんだろう?
そしてこの本にはそれをテーマには書かれてないけど、
こういう本が抱えるテーマとして、前提になっているのが
『成功するのはいいこと』
ってことだと思うんです。
もしかしたら、どこかでさり気なくさり気なく
刷り込まれてる概念かもなぁって思います。
でもなんていうのかな、、私がテレビから感じたことは、
成功したい!ではなくて、サッカーがもっとうまくなりたいとか、
サッカー選手になりたいとか、そっちが先で、
成功とか称賛とかそういうのは、後からついてくるものなのかなって。
だからビジネスでもほんとはそうなのかもしれない。
今働いている環境でも、とにかく売上!!って言われるだけでは、
私はこの仕事の価値を見失ってしまいそうで、少し(´・ω・`)なことが多いです。
他との比較で条件が良くても、それだけでは続けられないのだなって、改めて思います。
まだ半分くらい残っているので、また読み終えたら書こうと思います。