猫好きダイアリー~itmmhy’s diary~

It makes you and me happy! あなたと私を幸せにする言葉。

ラクしたい本音。

『困難に向かい合ったとき、もうだめだと思ったとき、想像してみるといい。

 三時間後の君、涙がとまっている。

 二十四時間後の君、涙は乾いている。

 二日後の君、顔を上げている。

 三日後の君、歩き出している』

(原田マハ「本日は、お日柄もよく」より引用)


先日電車内の広告で、この言葉に出会って、思わず本を衝動買いしました。

原田マハさんは、もう何年も前に「カフーを待ちわびて」という本で出会った作家さんです。

あれから何年経ったのか思い出せないけれど、着実に書かれていたんですね。


主人公は老舗のお菓子メーカーでのんびり生きるOL。

ある時、実はかねてから片思いしていた幼馴染の結婚式をキッカケに有名なスピーチライターと出会って、人生が変わっていく。

そんなストーリー。


TEDのプレゼンや、スティーブ・ジョブズのプレゼンや、あの有名な方々の演説や、

私達はどこかで、誰かに、心を動かされて生きている。

それはちょっとした商品を買う時もそう。

広告のコピーはターゲットの心を動かすように書いてあるのです。


毎日誰かと言葉で会話して、自分自身と会話するときも、何かを決断するときも、言葉無くしては成り立たない。

だから、なるべくなら、人を勇気づける言葉を使いたい、

辛い時にはその状況を楽しめるような発想の転換を、言葉でしたい、

と思っています。

一方で自分自身には一番容赦なく、批判的な言葉をあれやこれや言っていたりするものです。


だから言葉は重要で、

昔々に人を傷付けて、自分も傷ついて、

「もう絶対に人を言葉で傷付けない!」と覚悟して生きていたこともありました。

そのことで人間関係がうまく行ったかというと、一時的にはよくても、長期的にはそうではなかったのかもしれないです。

その意識で生きてるとき、人は私に心を許してくれますが、私は全然人に心を許せていませんでした。

今は、窮屈にならない程度に、ね(^-^)


さて。

この本、面白かったんだけど、

でもこのフレーズ以上に心に残るのは、正直言って本文にはなかったです。。。

書きづらいですが、それがなぜかと言うと、

この登場人物の構成、

ストーリー展開、

少し前に読んでいたこのシリーズにそっくりだったからです。

ランチのアッコちゃん (双葉文庫)

ランチのアッコちゃん (双葉文庫)

アッコちゃんシリーズ。

思わず、この本が何年に書かれたのかを見てしまったくらい……(^-^)


平凡なOL主人公

そこに現れる、意志の強い、デキる女性

その人は主人公を引っ張りあげてくれる

そして一緒に困難を乗り越え

乗り越える過程で恋愛も仕事もうまく行く!


この5大要素があんまりにもそっくりで、デジャブ感がすごかったんです。

むしろ「本日は、お日柄もよく」の方が、某有名広告会社などを模した会社名がバンバン出てきたり、選挙の話がメインになっていくので、キラキラ度合い高めに感じたかも。


まあ、いずれにせよ、普通のOLからキラキラした人生を手に入れるって言う。

羨ましいよねー。

羨ましいよねー。

わかるー!

私も誰かに引っ張りあげてもらいたぁい!!


それで、なるほど、今の20代〜30代のOLがマーケティングされて、出来上がった本なのかもしれないなあと思ってしまいました。

それをまんまと私のような人間が買ってしまうという。


普通に生きてたら、いきなり自分の人生を変えてくれる、スーパーウーマンが現れるなんて、ないです。笑

これは物語だから、キラメキがまぶしいのであり、いい感じにうまく行くように出来ている。

詰まるところそうやって私達を励ましてくれているのかもしれない。


だけど現実は全然そうじゃないから、そこで活きてくるのはむしろ、

こちらも最近読んだ星野源さんの文庫にあった、あとがき。

そして生活はつづく (文春文庫)

そして生活はつづく (文春文庫)

『「なにげない日常の中に素晴らしいものがある」どや顔でそんなことを言う人は苦手です。

 「なにげない日常」の中には「なにげない日常」しかない。

 素晴らしいものなんてない。

 その中から素晴らしさ、おもしろさを見いだすには、努力と根性がいります。

 黙ってても日常はおもしろくなってはくれない。

 見つめ直し、向き合って、物事を拡大し新しい解釈を加えて日常を改めて制作していかなきゃならない。

 毎日をおもしろくするのは自分自身だし、それをやるには必死にならなきゃ何の意味もない。

 つまり、一生懸命生きなきゃ毎日はおもしろくならないってことだ。』


これが、いまの私の中の真実にとても近いことです。

このあとがきが書かれたのが2012年の11月で、星野源さんはその年の12月に病に倒れるわけで、もしかしたら今は違う価値観かもしれませんが。

(この復帰前と復帰後では、作風が違うというファンの方のコメントを動画サイトなどで見かけるため)


いやはや、キラキラするのもいいんだけど、

自己啓発本などを読みまくって辿り着いたのは、

着々と日々を生きていくしかないってことです。


そして自分の人生を面白くするには、

そうしたいんだったら、

真剣に取り組むしかないってこと。


それだけは、もう前からうすうす気づいていたんだけど、

いよいよ「それしかない……(゚A゚;)ゴクリ」って感じなのですね。


あー、ラクしたいよー。笑

もうわかってしまったから、逃げられないとわかりつつ、、

でも、ラクしたいよー!笑