胸にグサリとつきささる?「東京タラレバ娘」
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前々から、噂はかねがね……な感じだったのですが、
先日リアルにオススメされたので、東村アキコさんの「東京タラレバ娘」を読みました。
- 作者: 東村アキコ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/09/26
- メディア: Kindle版
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物語は、33歳になった主人公が、毎晩友人と女子会を繰り広げて、
○○だっタラ
○○すレバ
と、タラレバな事を言っている、、、
というのを恋愛を絡めつつストーリーにしたものです。
あ、この記事は普通にネタバレもあるかもなので、
それを読みたくない方はここでブラウザ(もしくはアプリ)を、そっと閉じてくださいね。
で、その中に、
妥協をできる女性は結婚していて、
できない女性は独身だ、
ということが書かれていたのですが、
こういうのって、
結婚した人たちの3割は離婚している現状っていうのを無視しているよね、
といつも思います。
私も実際にはタラレバなことを思わないわけではなかった一人ですが、
今になれば、
逆にもしあの時、
妥協していタラ、
私は日々我慢して、
ストレスを感じながら過ごしていたんじゃないかなぁと思えるんですよね。
それは、数年前の私と、
いまの私が、
すこしは違っていると感じるからで、
我慢ばっかりしていた昔の私にフィットする人より、
いまの、これからの私にフィットする人を探したほうが、
絶対に自分にとって幸せだと思えるからかもしれません。
逆に、私は20代はほんとにほんとに辛いことの方が多かったので、
ただその時を精いっぱいに生き延びてきたという感覚で、
この物語に出てきたような
「あぁ、20代の頃のように、恋も仕事も簡単にうまくいかないなあ」
なんって、思ったことないです( ̄▽ ̄)
今の方が精神が安定していて、
今の方が自立したマインドでいられる。
よく周りの人と話していても、
「20代は楽しかった」
とか
「20代は遊びまくっていた」
とか聞くんですけど、
いや確かに楽しいこともあったけど、
でも辛いこともふんだんに散りばめられていたから、
全然話が合わない(笑)
20代にいろいろあったからこそ、
今は体調や食べ物にも気をつけたりしていて、
よっぽど毎日元気だし快適だし。
そんな風に思うから、
きっとこの物語に出てくるようなことを思える人は、
ほんとのほんとは、
幸せな人なんじゃないのかなって思います。
たかだか、女性が、男性と平等に教育を受けたり、働きに出たり、
そうするようになってからの歴史なんて短くて、
当たり前のように結婚していた少し前の昔は、
経済的な側面からそうするしか選択肢がなかったことも背景にあるし、
今こうして悩むのは、
自由の代償なのかもしれないなーと思いました。
私は周りのみんなのような、
いわゆる普通の?
生活や人生ではないのかもしれないということが、
コンプレックスに感じることは当然あるし、
もちろん様々な面でタイムリミットもあるし、
時々どうしようもなく憂鬱になるけれど。笑
それでももしかしたら、私の魂が生きてきた中で、
初めて手に入れた自由かもしれないし、
そう思うと、
この迷いも含めて今生を生ききりたいと思ったりします。
実は少し前に見てもらった占星術で、
私のホロスコープには、
恋愛に支障をきたすという星の配置がバッチリ入っていたそうなんです。
そもそも、家庭の中で父や兄に下に見られてきた私は、
男性への反抗心みたいなものが根底にあったり、
なんだか人のことを好きになりにくかったり、
その辺ももう、どうなるのかしら?って感じだったのですが、
でもそれの星があるからこそ、
ほんとうに自分にとって必要な人を選べるんだ、
と言われて、
そのためにそれがあるんだと言われて、
私の過去生があるとしたら、
それは人に合わせてきた人生で、
いま初めて自分の力で生きてみようとしている今生かもしれない、
と言ってもらった時に、
すごく励まされる気がしたんです。
今私達がこうして生きていけるのは、
その昔、自由を手に入れたいと願った、
たくさんの女性たちがいたからじゃないかな、
と思ったりします。
でもその自由って、得てみると案外たいへんなんですね。
実は決まっている方が楽だったり。
いえね、
もちろんこんな持論を展開してても、
何十年後かに後悔する時だってあるかもしれないけど、
でもそれはその時。
最終的にその時、自分の人生を引き受ける覚悟があれば、
どの道を進んでもいいんじゃないかなぁと思って生きています。
こんな時こそ、私の同僚の名言
「日本人に生まれただけで勝ち組」
という言葉を思い出してみよう!
っていうか……。笑
でもこの物語を読んで、
いい感じに不安になることで、
頑張れる人もたくさんいると思うので、
自分にカツを入れたい人にはいいのかも。
今日は、約1ヶ月ぶりに、神宮球場にスワローズを応援しに行ってきました!
ここのところの連敗、
しかも大量得点で…胸が痛かったです。
でも今日は!!
山田くんのホームラン。
胸があつくなりました。
勝つってやっぱり良い。
それは勝ったという事実そのものを、単なる点を見ているのではなくて、
そこまでのストーリーやブロセスを肯定できて、完了できるからかもしれない。
もうほんと、どうでもいい話なんだけど(笑)
山田くんにはどうか素敵な伴侶が現れてほしい、
幸せになってほしいと、
完全なる老婆心で、心から願っています!