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no cat no life

残業問題。


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前の職場がかなりのホワイト企業だったため、残業に関する取り締まりは相当厳しく、ノー残業デーは当たり前、有給休暇も当たり前な環境でした。

その他、そういう環境で働く人々の既婚率は当然高く、子供が熱を出したとか、家族の看病をするとか、そうしたことがあっても「絶対にそれを非難してはいけない」環境というか空気がありました。

 

ノー残業デーなら特に、定時が来たら即パソコンを落とす!みたいなことが当たり前で、基本帰るのは絶対。

残業をする場合も必ずいついつまでに事前申請をする、などが決まってました。

 

最初はそういったことにいちいちビックリしてたけど、何年か働くうちに私もそこにいつの間にか馴染んでいたようです。

そしてその方が良いんだろうなと言うのも思うようになってきました。

だってそういう会社でずっと働いていた方が、プライベートも大事にできて、人生は充実しますよね。

 

今の職場もノー残業デーがあるにはありますが、即帰るのが必須ではないから、なんとなくダラダラ残る人がいる雰囲気があったり。

そういう日でもそうなのだから、普段はもっとです。

 

私もかつては裁量労働制で働いていて、ゆっくりやっても急いでやっても残業代はつかないし、毎日遅くまで働くのが当たり前で、よし!とりあえず残業の前にご飯を食べに行こう!みたいなことをしょっちゅうやってました。

 

だからすごく思うのですが、残業しないようにもっていくには、ハード面での努力と、それを強制することにかけるコストや労力も重要だということ。

 

そして残業時間が多すぎる部下がいるときの、管理職への然るべき働きかけとか、自浄作用が働く環境かどうかというのもすごく重要です。

結局中小だと、ある種管理職が何やっても許される環境があったりするのは否めません。

 

だからそもそも取り組みに対する仕組み的なことが揃って、やっと残業のコントロールが達成されるのだなぁと思います。

 

かなり手間暇かけて残業抑止をしていたし、そういう環境で育った人たちはそれが当たり前のことになって、守らなきゃ!ってなってました。

 

第三者的な客観的な目がちゃんと注がれているかどうかというのも、結果を変える要素の一つだなと思います。

そのために労働組合ってあるんだ!って初めて知ったのも前のところ。

 

この「残業しない」っていうことをやり続けてみるとわかるのですが、日々日々シビアに判断が必要です。

これはやる意味があるのかないのか?とか、よく考えるようになります。

そしてどんどん効率化を考えるようになります。

今になってみると「出来る限り残業したくない!」などと思う人間が誕生します(今の私)。

 

だってどれだけ仕事を頑張っていても、残業のことで評価を下げられたりするわけだから、それってつまらないことだなって気付いていくからです。

 

前の仕事をしていなければ、私もいつまでもダラダラと働いてしまうというか、みんなそうしているしその方が良いんだよね…って確実に空気に流されてしまっていたと思うので、

結果的にあそこで働いたことは、長い目で見たら良かったんだろうなあと思います。

そこじゃないとできない経験をたくさんしました。

 

ただ皆が当たり前に残業して、そのことが「頑張っている」と思われる要素になる会社だとしたら、

私のようなスタンスだと「毎日早く帰ってるけど、忙しくないわけ!?」とか、思われるのかなぁって思って少し心配です(;・∀・)

 

まあ、とはいえ、そろそろ忙しい日もできてきて、残業しないと追いつかなそうな感じがヒシヒシしてきましたが。。

 

なるべく心身の健やかさのためにも、早く帰ることをこれからもがんばり続けたいです。

 

結果を出すためには時間をかけて労力をかけて、だと思っていたけど、それだけではないのかもと近頃は感じています。