つながっている。
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もう3年近く前になるけれど、うちのうさぎが亡くなった時に、私がうさぎの魂から語りかけられたことを今でも信じている。
うちのうさぎは多分てんかんだった。
しかし病院もいくつか行ったけど、原因がわからないままで、
ほとほと悪化した頃にやっとヒントをつかんで、
でもそうこうするうちに病状が進行して、
真夏のある日、
うさぎ専門病院に行ったまさにその日の夜、
今でも思い出すと胸が苦しくなるほどの、
激しい発作が起きて、
うさぎはこの世を去った。
私は彼の目から光が消えるその瞬間を、
この目でハッキリと見た。
こんなにもわかるものなんだと、
ビックリしたのです。
めそめそ泣き続ける私に、
うさぎの魂が語りかけてきて、
「そんなに泣かないで。大丈夫。僕たちはもともとはひとつなんだよ」
「僕はのびのびと生きたかった。それができたから幸せだったよ」
「用意したご飯を食べないと悪いなんて思ったことないよ。もし僕が食べなかったとしても怒らないでしょう?」
などなどを、
私は、
うさぎの魂とおしゃべりしたんです。
思い込みだろう?と言われるかもだけど、
今はもう話せないので、
あれは確かにうさぎの魂と話をしたんだと、
今でも信じているんです。
ちなみにうちの猫を捕獲するときも、
まだうさぎの魂と話せるときで、
私はよく相談に乗ってもらっていました(笑)
いつの時の事かな。
誰かが亡くなったとか、
何かを喪失したとか、
そんなシーンなのに、
私はそこで失われたものも確かにこの世の中には存在していて、
見えなくなったからといってなくなったわけではなく、
この世の一部だなあということを感じたことがあって。
感じだからといって悲しみが相殺されるわけはなく、
うさぎのことを思ったら今でも泣いてしまう私だけれど、
ただ彼の言ったことも、
そうなのかもしれない、と
(たとえ妄想でも)
思っている私がいる。
この世はどんどん高度な社会になって、
いつでも人とつながれて、
ほとんどの人がスマホを持ってるような世界になって、
だけとその素材も全て何もかもが、
ひとつ残らずこの地球にあるものから出来ているんだと思うとき、
この地球のすごさというか、
奥深さに、
とてつもない脅威を思います。
ほんとうは何もかもが全部あって、
ちゃんと必要なものが用意されていて、
鳥が働かなくてもこの世界にご飯があって、
地球は
「働かないもの食うべからず」
などと、野暮なことは言わない。
それを言っているのは人間で、
奪い合っているのも人間で、
でもその奪い合っている相手と私は、
ほんとうはひとつで、
ほんとうはつながっているんだ。