突発性難聴のこと。
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もう20年近く前の話ですが、昔々L'Arc~en~Cielのライブに行って、私は突発性難聴になりました。
L'Arc~en~Cielがどうのということではなくて、私はライブを心から楽しんだし、彼らのことをどうこう思ったことは一度もないです。
ただその日、私はとても寝不足で疲れていて(若いからこその無理をあの頃はたくさんしていて)、コンディションが悪く、さらに前から6列目の良席で、スピーカーは近かったのです。
今気づいたけれど、その後10年後くらいにも、耳鼻科系で神経系の病気を患って治療していたことがあり、10年くらいのスパンでこれが起こっているなら、もしかしたらそろそろ気をつける頃合いなのかもしれない。。
とはいえ2個目は、とても特殊な状況下での発症なので、なんとも言えないけれど。
なんでこれを書いてるかって言うと、さっき堂本剛さんが20周年の記念コンサートに映像出演するというニュースを見たからです。
私がかかったこの2つ共に共通していることは、発症後なるべくすぐに治療をすることが重要で、初期治療はステロイドだったということです。
20年も前だから、インターネットもなくて、私は大きな病気にかかったこともなくて、
以前にもここに書いた信頼する地元の耳鼻科に行って、先生に「すぐに総合病院に行ったほうがいい」と言われたのでした。
ライブ後、それはそれは大きな耳鳴りが、止まらなくて「これはおかしい」と思ったことがキッカケでした。
その時は聴力の低下にはあまり気づいてなくて(それほどに耳鳴りが大きかったというのもあります)、実際に検査をしたら高音が歴然と落ちていて、ホントにビックリしました。
それも確か両耳だったと思います。
先生に「耳鳴りはなくならないかもしれない。でも3年経ったら慣れるよ」と言われました。
「ああ、もう治らないのか」と思いました。
すごくショックでした。
たしかステロイドと、他にも何種類かの薬を飲んで、でもそうするうちに授業に支障が出ました。
考えたいのにうまく考えられないのです。
数学の問題とか、全然とけない。
頭の中にモヤがかかったようになって、そして今だったら良くないとわかるんですけど、多分既に1ヶ月程度は経っていて、治療も終わる頃だったからか、
勝手な判断で薬を飲むのをやめてしまいました。
そしたら急に頭がスッキリしてビックリした!
聴力はある程度ちゃんと戻ったんですが、その後もしばらくずっと年単位で耳鳴りに悩まされました。
耳鳴りに効くとうたっていた謎の整体に行ってみたり。
今思うと5、6年は悩んでいたのかな。
いま?なぜか、耳鳴りはほとんど気にならないんです。
もしかしたらちょっと良くなったのかもしれないし、身体が順応してほんとうに気にならなくなったのかもしれない。
神経系の病状は、とにかく速度重視、ということを2つの経験から学びました。
どちらの病気もあっという間に治ってしまう人もいます。
後遺症もなく、風邪をひいたくらいの感覚の人もいるかも。
ただ私はどちらも後々にまで残るものがあったので、慎重になるにこしたことはないです。
だからこそこの時間軸で思うのは、あまり軽いものではなかったのかなということ。
彼くらいになれば素晴らしいお医者様とめぐりあっているものと思いますが、どうか予後が良いものであることを願っています。
ミュージシャンの方は、置かれている環境から、よく突発性難聴にかかってますよね。
でも一般人も時と場合によってはかかりますし、こんな風に身近なことをきっかけに起こってしまうもの。
私は今からCoccoのコンサートに行きますが、睡眠たっぷりとってきました(笑)
気を付けつつ楽しみます。