猫好きダイアリー

no cat no life

少女漫画ファンが一度は通る道、それが「さくらももこ」さんの漫画ってもの。


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仕事が終わってTwitterを開いて真っ先に目に飛び込んてきたのは、漫画家さくらももこさんの訃報でした。

 

 

すぐに飲み込めずに、そしてとても驚いたのは、さくらももこさんがそこまでご高齢ではないことを知っているほどには、いろいろな作品を読ませて頂いていたってこと。

 

そう、ゴールデンボンバーさんとも繋がりがあったよね。

 

 

ちびまる子ちゃんは、アニメ化されて長寿番組になり、いつの間にか良い子のアニメって感じだったけど、実は初期の頃は結構ブラックな要素もあった。

 

と言っても、すごくワルってわけじゃない。

でも日常で「あるある!」「わかる!」って思う、ちょっとした意地悪とか皮肉とか、そういう日常に潜むブラックさがよく描かれていた。

 

ちょうど先日、Amazonのプライムビデオで初期のちびまる子ちゃんのアニメを見て、大野くんと杉山くんのガサツさにびっくりしてたんです。

どんどんイイヤツになっていった彼ら。

 

あと私は漫画版のちびまる子ちゃんの初期がすごく好きで。

 

 

もう、最高なんです。

 

あと何と言っても「永沢君」です。

永沢君のスピンオフ知ってますか?

まるまる一冊、永沢君。

ほんとうに大好きで、何度も読み返しました。

 

これはまるちゃん以上のブラックさ。

野口さんとか藤木とか!

明るさや爽やかさとは無縁の、でもそんな彼らにも日常があって、学校の教室の中でスクールカーストの下の方で、でも彼らの世界観の中では意外といろんな人を皮肉ったりして楽しんでたりする、そういう心の機微のこと。

 

永沢君が皮肉言うのを一緒に聞いて同化してる自分のこととか。

なんかたまらないものがあったんですよ。

 

あとは伝説の岡田あーみん先生との共作も思い出深い。

まるちゃんとお父さん(お父さんは心配症のお父さん)で、デパートに買い物に行って、お父さんがエスカレーターに吸い込まれてペラペラになっちゃうシーンがあるんだけど。

 

子供の頃に読んだからそれを信じてて、気を抜いたらペラペラになっちゃう!って思って、エスカレーター降りるときいつも気をつけてました。

 

他にも様々なベストセラーとなったエッセイがたくさんありました。

 

子供の頃に大好きだったあの漫画、この漫画、私が30代になったんだから、先生たちも年を重ねていて当然。

 

でもこんなに早く別れが来るなんて思わずにいた。

思わずにいたけど、ずっと闘病されていたんだろうなと思うと、私が気づいていないだけで、覚悟がそこにあったはず。

 

あーーーーーでも悲しいよーーー!!!

悲しいよーーー!!!

 

私、カータンブログでペットの亡くなった話を読んでたら、心の奥からとてつもない悲しみがこみ上げてきて……それでさらに昨日からセカチュー見て泣いてたんです。

それでなんかね、5年前に死んだウサギのことを思い出して。

思い出したら涙がボダボダ出て、自分の中にこんなにも悲しくて悲しくて仕方ない気持ちが溜まってたって5年も気づけなかったんです。

 

人も動物も生き物はみないつか必ず死ぬことが分かっていて、致死率100%ってことが分かっていて、なのにそれは今日じゃないと思いこんでいて、いつも油断をしている。

 

ちびまる子ちゃんは、普通のことを描いている普通の女の子の漫画だ。

でもそれがなかなか描けるものじゃないと思うんです。

普通って書くの難しいと思うんです。

 

そういう普遍的な気持ち。

普段見過ごしてしまうような。

そういうところを切り取るのが、最高にうまい漫画家さんだなと思った。 

そういう漫画はこれからもっと貴重になっていく気がしていて。

 

 

ほんとうにほんとうにありがとうこざいました。

ほんとうにほんとうにお疲れ様でした。

心より御冥福をお祈りいたします。

 

永沢君 (イッキコミックス)

永沢君 (イッキコミックス)

 
ちびまる子ちゃん (1) (りぼんマスコットコミックス (413))

ちびまる子ちゃん (1) (りぼんマスコットコミックス (413))

 

 

この永沢君は知らなかった。

これ読もう。

てんこ盛り!!永沢君 (スピリッツボンバーコミックス)

てんこ盛り!!永沢君 (スピリッツボンバーコミックス)