猫好きダイアリー

no cat no life

私のひどい巻き爪を救ってくれた先生のこと。


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ふと思い出したので、今日は足の話をします。

 

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かつて私はひどい巻き爪でした。

今も巻いているので巻き爪ではあるのですが、治療が必須な状態ではなくなりました。

たまに靴が合わないなどの調子が悪いときがあって、そんなときはコットンで応急処置してます。
 

 

 

私が巻き爪になったのは、多分小学校5年生とかその頃。

陥入爪(かんにゅうそう)という肉に食い込む状態になり、膿んでました。

 

それで、多分最初は地元の小さい医院で爪を深く切るという処置を受けました。

でもこれ、今はわかるのですが、治らないんです。これでは。 

だから結局もとに戻って、その後たしか小学校6年生で、臨海学校に行かなきゃならなくて、その前に母親に相談し地元の総合病院で、再び処置を受けました。

 

爪が食い込んだ状態だと、膿だけではなくて肉芽といって、中の肉が爪の上に覆いかぶさってくるような状態になります。

(どういうこと?と思ったら画像検索してみてください・・・怖い人はみないでね)

 

それを外科的に切りました。

 

一時的には良くなったけど、これも完治にいたらず、再発しました。

 

その後はごまかしごまかし、、、

病院に行っても治らないから、定期的に自分で深く爪を切ってなんとかやり過ごすという日々。

 

これが大学生まで続きました。

誰にも言えなくて。

 

私の巻き爪は本当にひどくて、なんと足の親指の爪側のフチって4ヶ所ありますけど(右と左の左右の端)そのうち3ヶ所が巻き爪だったんです。

 

特に内側はひどくて、汚い話かもしれないけど、もう本当に肉芽もひどいし、膿もひどくて、本当に私は「もしかしたらいずれこの指自体を切り落とさなきゃならないのかもしれない」という恐怖感にずっと苛まれてました。

 

ある時、雑誌の記事か何かだったと思うんですけど、巻き爪の名医がいる、というようなことで紹介されている病院がありました。

 

気になる、けど怖い。

もし治らないと言われたらさらにショックを受けるだろうと思いました。

 

しかし就職したら時間もなくなるし、何より本当にいつもいつも足が痛くて、あらゆることに制約を受けていて、本当に辛かったんです。

 

靴も好きな靴ははけないし、膿んでるし(何回言うの)。

 

いやその、膿んでるせいで白い靴下も履きたくないくらいのことだったわけです。

ハイヒールなんてもってのほか。

足のせいで制約がある状態が辛くて、できれば就職する前に治したいと思っていました。

 

しばらくその記事をコピーをとって本棚にしまい、時々行くかどうか考えていました。

 

ある時、、、それは大学の春休みだったでしょうか。

意を決してその病院に行くことにしました。

 

大変混んでいる病院でした。

恐らく受付してから2〜3時間待ったと思います。

(その後も多分それくらい待っていた)

 

私は緊張していました。

 

長く患った巻き爪のために、指は紫色に変色し、肉芽は盛り上がり、ずっと膿んでいる。

「あ〜これはもう駄目ですね」みたいな、、、ある意味死刑宣告みたいなことを受けるのではないかと。

 

そう思ったら怖くて。

 

逃げ出したくなる気持ちを必死で抑えながら、待合室の狭いところで、身を固くして待っていました。

 

やがて名前を呼ばれ、いよいよ診察です。 

診察台に座り、先生に会い、そして当たり前ですが足を見せなければならない。

 

怖い………。

 

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けどもう逃げられない。

(いやむしろ自ら見てもらいに来たんだけど)

 

いやでもやっぱり怖い………。

すごいひどいこと言われたらどうしよう。

「うわ〜ひどいね」とかきっと言われるんだ。。。

 

意を決し、靴下を脱いで、患部を見せました。

 

先生は私の足を見ました。

 

そして、ほどなくして

 

「大丈夫。良くなりますよ」

 

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と言いました。

(治りますよ、と言ったかもしれないけど定かでないので、とにかく大丈夫ということを言ってくれました)

 

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これ、良くなるんだ、、、

 

 

もう本当にその言葉がうれしくて。 

うれしくてうれしくて。。。

 

先生の治療は、きっと今では珍しくなくなったと思いますが、爪をワイヤーで矯正する治療でした。

 

しかしその前に、私の爪の食い込みがひどいので、食い込んだ爪に沿って透明なチューブを入れ込み、医療用のアロンアルファ的なもので固定しました。

 

そうすると爪にカバーがかかり、食い込まなくなります。

その状態で肉芽には薬をかけて少しずつ小さくしていく。

 

これをかなり根気よく根気よく続けて、爪を伸ばしながら肉芽を小さくしていくのが初めの治療でした。

 

チューブを入れて、食い込みが弱まったら、痛みがかなり軽減されます。

これだけでもう感動でした。

 

大体1ヶ月起きに通院していた気がしますが、時々その止めているアロンアルファが早めに取れてしまうので、そのときはまた通って直してもらってました。

(若干うろ覚えですが、確か)

 

それを繰り返し繰り返し続けて、爪が伸びて、ワイヤーが通せるようになったら、爪矯正に入ります。

恐らくそもそもがそんなにひどくなかったら、最初からできるんだと思いますが、私はとにかくそこにたどり着くまでがかなり時間かかりました。

 

最初はこれで良くなるのかな?と思うほどの状態でした。

改善はかなり地味なもので、大変時間がかかりました。

治るのが待ち遠しくて待ち遠しくて、早く良くなってほしいとずっと思っていました。

 

そこまで1年はかかったと思います。

時間をかけて肉芽もなくなり、膿も出なくなり、ハイヒール履いても痛くなかった感動。

 

ワイヤー矯正は、お金も時間もかかるので、完全に巻かなくなるまでは直せませんでした。

 

あまりにもひどい巻き爪だったから、

「ここまで治ればもう十分」

と思いました。

 

あれから十何年、時々食い込んだ感じになることもあるけれど、その時はコットンを爪と指の間に入れて食い込みを回避して悪くならないようにしています。

 

ずいぶん前のことなのに、今頃なんで書いてるのって感じなんですけど、久しぶりに思い出して先生のことを調べたら、まだ今もその時の病院で診察を続けていることがわかって嬉しかったからです。

 

先生がお元気なこと。

変わらず同じ病院にいらっしゃること。

そしてずっと巻き爪の悩みから人を救ってらっしゃること。

 

私が、名医であればあるほど、人柄が優れていると思うようになったのは、この時の体験がきっかけです。

名医であればあるほど、様々な症例を見てきているから、不用意に患者を傷つける発言などを、なさらないです。

(これはその後にかかった病気の時にも思ったことです)

 

ということで、最後に私がお世話になった病院と先生についてご紹介します。

もし同じようにひどい巻き爪で苦しんでいる方のお役に立てればなと思います。

 

 

私が通っていたのは、

高田場馬場病院の整形外科で、町田英一医師が担当です。

 

爪矯正は自費治療です。

ただ肉芽を治療する部分については、保険が効いていた気がします。

(かなり前のことなのでうろ覚えですが・・・詳しくは確認してみてください)

 

高田馬場病院のサイトはこちら。

www.takadanobaba-hp.com

 

町田先生のサイトはこちら。

高田馬場以外でも診察されています。

dr-machida.com

 

爪矯正の料金はこちら。

dr-machida.com

 

高田馬場は遠くて行けない、もっと通いやすい所にないの?

という場合は、多摩メディカルのサイトから巻き爪矯正をされている各地の病院が探せます。

tama-medical.com

 

巻き爪は予防が何より大事です。

足の爪を切るときに切りすぎないようにしましょうね。