水野敬也さんが好き。
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ここ最近読んだ本の話です。
水野敬也さんの本を立て続けに読みました。
「運命の恋をかなえるスタンダール」と、
「顔ニモマケズ」の2冊。
私が初めて水野さんの本を読んだのは、
あの超有名なガネーシャの本が発売された遥か数年後。
謎にあまのじゃくなところがある私は、
大人気過ぎて手を出さなかったという謎の意地をはり、
でも何の時だったかなぁ・・・自己啓発にハマった後には、
「そういうえばこれ、めっちゃ売れてたよな~」と思って手に取りました。
ガネーシャの語り口が面白くて、
あんみつを愛するガネーシャが可愛くて、
私にもガネーシャがいたなら・・・と思ったものです。
履歴書に「好きなこと:サプライズ」って書くのはすごく良いと思った!
(書く機会が来てないけど。笑)
これは3まであるんですけど、全部読みました。
その他にもドラマにもなった「スパルタ婚活塾」なども読んでます。
で、今回読んだ2冊も、すごく良かったです。
水野さんは自分も悩んでいたという体験があるから、
本の向こうの読者を励ましたいっていつも思ってくれている気がする。
1冊目のスタンダールの本は、過去のトラウマを乗り越えて、
主人公が一つずつ変身して行って、
最後には理想の相手とお付き合いをするまでに至る・・・というものです。
でも別に、ただがんばれってことを言いたい本ではなくて、
最後の最後にスタンダールから語られる言葉こそが、
本当に伝えたい事なんだろうなぁって思いました。
そこで私は泣きました。
この積み重ねの最後に語られる言葉に涙する、
私の好きな展開です。
バイブルの「人間失格」的な展開です。
人は誰かにどう見られているかということに終始して、
本当に言いたいことややりたいことができなくなったりする。
でも少しずつ行動に移すことで、自分を、自分の人生を変えていくことができる。
この精神は、ガネーシャと変わりません。
ただテーマが恋愛にフォーカスされたもの、ということ。
もう一つの「顔ニモマケズ」は、前から気になっていたのですが、
今回やっと手に取ったもの。
目が小さいとか、一重だとか、そういうレベルではない、
機能的なことも含めていろいろなものを抱えた人たち。
それでも前を向いて歩いて行けること、
その上でどういう人生を歩いていくかは自分で決められること、
それを伝えてくれる本です。
で、これは最近すごくすごく思っていることなんですけど、
例えば誰かに偉そうにしたり自慢げにしたりって、
まぁまぁ共通認識として日本では嫌がられることじゃないですか・・・。
(と言うのも国が違えばまた常識が変わるからです)
一方で劣等感を表すことってそこまでタブー視されてないですよね。
「あなたと比べて私は・・・」とかそういうやつ。
むしろ垂れ流しの人すらいると思う。
本人は気付いていないかもしれないけれど、、、
例えば私が誰かに何かしてもらっているのを見て、
「自分はそんなことされなかった・・・」とかね、
いやまぁこれ正直言うと、私が家族の中でやってたことですけどね??
あと「こんなことがあって~!」みたいにうれしそうに話してる相手に
「それ自慢??」とか冷や水かけてる人とかも見ることがあってですね、
恐ろしい現場を見てしまった・・・と思ったりしてました。
ですが、無意識にそうしてしまうことの恐ろしさに、
それにより実は見えにくいけど相手を攻撃してしまっているということの恐ろしさに、
私がいよいよ気が付いてきたということなんだと思います。
顔ニモマケズ ―どんな「見た目」でも幸せになれることを証明した9人の物語
- 作者: 水野敬也
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2017/02/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ちなみに水野敬也さんのブログもおもしろいです。こちら。