猫好きダイアリー

no cat no life

ギンレイホールで「グレイテスト・ショーマン」と「しあわせの絵の具」2本立て!


スポンサーリンク

昨日いくつかの動画を巡っていたら、

「グレイテスト・ショーマン」の「This Is Me」に出会いました。

 


ヒュー・ジャックマンも感涙!映画『グレイテスト・ショーマン』「This Is Me」ワークショップセッションの様子

 

ああ、もう、これは、

「グレイテスト・ショーマンを観るしかない!!!」

と思ったのです。

 

とはいえ公開の時期は過ぎ去ったこの映画。

どこかで上映していたりするかな・・・と調べて出会った、飯田橋のギンレイホールさん。

公式サイト→飯田橋ギンレイホール

 

ちょうど今「グレイテスト・ショーマン」を上映している。

 

初めて知ったのですがこの映画館は、期間ごとに特定の2本を上映している、今時珍しい2本立ての映画館だったんです。

 

連日「グレイテスト・ショーマン」は立ち見が出るほどで、一緒に上映している「しあわせの絵の具」から入って、そのまま「グレイテスト・ショーマン」を観るのが良い。

 

ということで今日14:00の回に伺いました。

 

しあわせの絵の具のあらすじ。

カナダの小さな港町で、子供のように無垢で愛らしい絵を描き続けた素朴派画家のモード・ルイス。夫のエベレットは不器用ながらも妻のサポート役として献身的に尽くしていた。孤独だった2人が運命的な出会いを経て、夫婦の絆とたしかな幸せを手に入れた感動の実話を映画化!

 

いや、ところがですねえ!!

私はなーんにも知らずにこの映画観たんですけど、そりゃもう最初の頃のエベレットはひどいもんでしたよ。。。

 

孤児院で育ったエベレットは、どうやって人を愛するのか知らず、モードに一切の口ごたえを許しません。

 

けれどまっすぐで芯の強いモードの日々のやりとりが、少しずつ少しずつ彼を変えて生き、最後の最後に自分の存在を認められて、ようやく妻への本当の想いを口にすることができる・・・。

 

全くノーマークで昨日まで知らなかったのに、

本当に本当に一つ一つの描写が素晴らしくて、

目が真っ赤になるほど泣きました。

 

以前ここに書いた「シェイプ・オブ・ウォーター」と同じ、主演はサリー・ホーキンス。

彼女は本当に素晴らしい女優さんですね・・・(でもシェイプ〜は猫好きは見ちゃいかん!)。

 

 

もちろん、目当てだった「グレイテスト・ショーマン」も良かったのですが、

それを上回るほどの「しあわせの絵の具」でした。

この映画との組み合わせだったことに、

このタイミングで上映をしていたことに、

本当に喜びを感じました。

 

DVDが出るのは少し先ですが、機会があればぜひ観ていただきたい。

素晴らしかったです。

映画館でなければ、声をあげて泣いてしまいそうだった。

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス [DVD]

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス [DVD]

 

 

それとこの映画、私でもかなり聞き取れるくらい、

英語が分かりやすかったです。

ネイティブの話す映画は一生英語で楽しむことはできないと思っていたけど、

ものによってはいつか観れる日が来るかもって思えたのも嬉しかったな。

そうやっていつの間にか自分の限界を設定していることにも、また気づけた。。

 

「グレイテスト・ショーマン」については、

やっぱり映画館で観て良かったです。

もしこのミュージカルが上演されることがあるならぜひ観に行きたい。

 

やっぱり「This Is Me」はすごく良かったです。

さらに「Never Enough」も良かった。

 

 

突然、無関係な話をし始めるようですが、、

今、とある男女差別のニュースとか、

そういうものが世間を騒がせていますね。

 

私のとしては「そういう差別が声高に取り上げられるようになった」

ことがまずスタートだと思うんです。

 

と言うのも男性が優遇されているのなんか「当たり前だった」から、そんなのわざわざ言うことでもなかったと思う。

少なくとも私の実家周辺ではまだその考えがある。

ちょうど「この世界の片隅に」のドラマでも跡取りの長男を取り合う話が描かれ「私のことは取り合わなくていいの?」と妹が言う…ほんとそれ、って感じでした。

 

もし生きてきて「そんなの感じたことない」なら、それは幸せなこと。

 

時代背景がその当時の価値観や差別を浮き彫りにして、様々な指摘・批判に苦しめられるのは今も昔も変わらない。

格差だって別に当たり前のこと。

この映画でも上流とそうではない人たち、が区別されて描かれる。

 

だからってこのままでいいのか?というともちろんそういうことを言っているわけではないけれど、それぞれの場所で少しでも快適に生きられることを目指す方が、もしかしたら健全なのかもしれないと思ったりもする。

 

物事は「どこと比べるのか」も大事。

この映画でもバーナムが過去の劣等感から成功を追い求めすぎてトラブルが起きてしまうように。

自分にとっての幸せが何かを知っていることが大事。

周りの価値観に踊らされて本当は欲しくないものを求めてしまっていないか?チェックが必要。

 

実は最近ちょっとしたことだけど

「別にそれは言わなくてもいいんじゃない」

と言うようなことを人から言われて傷ついたりしていた。

 

そう言う風に「親しい人から軽く刺される」ことが人生で何度も起きる。

そうやって私は相手に試されている。

 

外向きは丁寧に、打ち解けた相手にだけ言いたいことを言う人も多い。

うちの父親がその代表例ですが、私はこのケースは要注意だと思っている。

それでどれだけ嫌な思いをしてきたか。

 

でも・・・傷ついても私らしくいる。

この世に傷ついたことのない人なんかいない。

 

その傷ついた悪夢から自分の力で抜け出し、

私が他の人へその傷から来る辛さで八つ当たりしないように、

大切な人に優しく生きることが大人の振る舞いだと思うから、

私もこの傷ついた現実から目覚めたいと思う。

 

何を伝え、何をするべきか、そう言うことを・・・

何度も考える「しあわせの絵の具」と「グレイテスト・ショーマン」でした。

 

最後に「This Is Me」を歌ったキアラ・セトルのインタビューから。

 

お互いのことをよく気にかけて欲しい

互いを思いやる ただそれだけよ

どんな人間で 何をしてても関係ない

それこそが バーナムのしたことであり

彼が気に掛けた人々が

道を見失った彼を引き戻した

人は誰でも道を見失うものだけど

迷ったら戻ってくればいい

互いを思いやるだけでいいの

難しいことはないわ

 


映画『グレイテスト・ショーマン』キアラ・セトルインタビュー映像

 

私は「芸術」と付くような大学を卒業して、

大して社会の役にも立たないのに、

はちゃめちゃに学費は高いし、

もっと直接的に役に立つ学問を学べば良かったと少し前まで思っていたけど・・・

 

でもやっぱり芸術はいつも私を支えてくれるもので、

絶望の中に光をもたらしてくれるもの。

 

そして何かを創作すると言うときに、

どれほど人が真剣になれるかを学ぶことができたと言う点で、

やっぱりそこが私の原点なんだと思いました。

 

「グレイテスト・ショーマン」のサントラ、最高です!

This Is Me

This Is Me

  • Keala Settle & The Greatest Showman Ensemble
  • サウンドトラック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes